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取締役の村上が「第22回山形県科学技術奨励賞」を受賞しました!

2024年2月28日/於 山形県庁 村上は右から2番目

株式会社メタジェン取締役COO・CIPOの村上慎之介が「第22回山形県科学技術奨励賞」を受賞し、2024年2月28日に山形県知事による授与式が行われたことをご報告いたします。

本賞は、若手研究者の研究意欲の向上を図るとともに、将来の研究者の確保に資することを目的とし、山形県内の産業振興や県民生活の向上に対して貢献が期待される優れた研究成果を挙げた若手研究者を顕彰するものです。県内において科学技術の研究開発に従事しているもしくは従事したことがある 40 歳未満の若手研究者を対象としており、平成 14 年度に創設されて以来、昨年度までの受賞者数は累計 49 名となっています。

今回の受賞者3名の受賞概要は以下のとおりです。

受賞者氏名:関根 智仁
所属:山形大学学術研究院 准教授
研究成果名:機能性有機材料の電子人工皮膚応用に関する研究

受賞者氏名:伊藤 滋啓
所属:鶴岡工業高等専門学校 准教授
研究成果名:社会実装を目指した高能性化と長期安定性を両立させたSOFC(個体酸化物形燃料電池)創製研究 

受賞者氏名:村上 慎之介
所属:株式会社メタジェン 取締役COO・CIPO
研究成果名:腸内環境検査用非凍結型糞便採取・保管キットの開発 

※より詳細については山形県のウェブサイトを御覧ください。

村上は、2016年にメタジェン第一号社員として入社後、主任研究員としてキャリアをスタートしました。他研究員らと共に、便検体採取における利便性と高精度の腸内環境データ取得方法を追求し、2019年に「MGキット(採便キット)」を独自開発いたしました。MGキットは、当社の独自技術(特許出願済み)により、世界で初めて変性剤などを用いずに、常温で便中の細菌叢遺伝子や代謝物質の保存を可能にし、この技術により腸内細菌の遺伝子解析のみならず、代謝物質の解析や生菌の分離・培養も可能になりました。
MGキットの詳細についてはこちらを御覧ください。

本受賞をきっかけに、腸内細菌ならびに腸内細菌が作り出す代謝物質を調べる意義をより広く普及していきます。
今後もメタジェンは、確かな科学技術を基盤とし、腸内環境に合ったヘルスケアの社会実装ならびに病気ゼロの実現に向けて邁進してまいります。